コンクリートの劣化とは?中性化・塩害・アルカリ骨材反応

頼れるコンクリートも年月とともに劣化します。代表的な3つの劣化現象を整理しましょう。

鉄筋を守るはずのコンクリートが、時間とともに守りを失うことがあります。何が起きるのでしょう。

赤松 まい(普段) 赤松 まい

先生、コンクリートが鉄筋を守ってくれるなら、ずっと安心なんじゃないの?

久世 環 先生(普段) 久世 環 先生

それが年月で弱ってしまうの。
まず中性化。
空気中の二酸化炭素がしみ込んで、アルカリ性が表面から失われていくのよ。

御影 凛(普段) 御影 凛

アルカリ性が失われると、鉄筋を守る膜がなくなって腐食が始まる、ということですね。

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

そう。
ここは試験でよく問われるのだけれど、中性化深さは経過年数の平方根に比例して進むの。
1年で1mmなら4年で約2mm、9年で約3mm、というイメージね。

月島 ルナ(普段) 月島 ルナ

うぅ〜ん…最初は速くて、だんだんゆっくりになるってことなのぉ?

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

そのとおりよ、ルナさん。
よく直感で掴んだわね。
次に海の近くで問題になるのが塩害。

御影 凛(普段) 御影 凛

塩害は塩化物イオンが鉄筋を錆びさせるのですよね。
海砂の使用や海風が原因になると。

久世 環 先生(普段) 久世 環 先生

ええ。
もう一つ、アルカリ骨材反応は骨材が反応して膨張し、ひび割れを起こすの。
中性化・塩害・アルカリ骨材反応、この3つを覚えておいてね。

確認クイズ

コンクリートの中性化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

  1. 中性化は塩化物イオンによってコンクリートがアルカリ性を失う現象である
  2. 中性化深さは、おおむね経過年数の平方根に比例して進行する
  3. 中性化が進むとコンクリートのアルカリ性が高まり、鉄筋が守られる
  4. 中性化深さは、経過年数に正比例して一定の速さで進行する
こたえを見る

正解: 2. 中性化深さは、おおむね経過年数の平方根に比例して進行する

正解は2。中性化深さは経過年数の平方根(√t)に比例します。1は塩害の説明が混ざり誤り、3はアルカリ性が失われるので誤り、4は正比例ではなく平方根比例なので誤りです。

御影凛、赤松まいが屋内プールで水泳リレーを楽しむ様子

🔖 この記事の関連書籍

Amazonアソシエイトリンクを含みます。他分野は おすすめ書籍ページ へ。