鉄筋はコンクリートに包まれています。その包む厚みが、建物の寿命を大きく左右します。
先生、鉄筋ってコンクリートの真ん中にあるの?
それとも端っこ?
表面から少し内側に配するのよ。
この鉄筋を覆うコンクリートの厚みをかぶり厚さというの。
厚いほど鉄筋を守れるわ。
先生、質問があります。
かぶり厚さは法令で決まっているのですか?
ええ、最小かぶり厚さが部位ごとに定められているの。
屋外に面する部分や、土に接する部分ほど厚く要求されるのよ。
なんで土に接するところは厚くするの?
湿気や水分にさらされて中性化や腐食が進みやすいからよ。
守りを厚くする必要があるの。
もし鉄筋が錆びちゃったら、どうなるのぉ…?
鉄筋は錆びると体積が膨らむの。
すると内側から押し広げて、表面のコンクリートが割れて剥がれ落ちる爆裂が起きるわ。
だからかぶり厚さの確保が大切なのね。
確認クイズ
鉄筋のかぶり厚さに関する記述として、適切でないものはどれか。
- かぶり厚さとは、鉄筋表面からコンクリート表面までの最短距離をいう
- 最小かぶり厚さは部位により異なり、土に接する部分は大きく求められる
- かぶり厚さが小さいほど、鉄筋は中性化や腐食から守られやすい
- 鉄筋が腐食すると体積が膨張し、コンクリートの爆裂を生じることがある
こたえを見る
正解: 3. かぶり厚さが小さいほど、鉄筋は中性化や腐食から守られやすい
正解は3(適切でない)。かぶり厚さは大きいほど鉄筋を守れます。小さいほど守られるという記述が誤り。1・2・4は正しい記述です。