鉄筋コンクリート造の特徴とは?なぜ鉄筋を入れるのか

RC造は鉄筋とコンクリートの二人三脚。互いの弱点を補い合う仕組みを見ていきましょう。

コンクリートだけでは建物は成り立ちません。なぜ中に鉄筋を通すのでしょうか。

御影 凛(普段) 御影 凛

先生、コンクリートは丈夫なのに、どうして鉄筋を入れるのですか?

久世 環 先生(普段) 久世 環 先生

いい質問ね。コンクリートは押される力=圧縮には強いのだけれど、引っ張られる力=引張にはとても弱いのよ。

赤松 まい(びっくり) 赤松 まい

えーっ、あんなに硬いのに引っ張りには弱いの?
意外!

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

そう。
だから引張に強い鉄筋を入れて、引っ張られる部分を鉄筋に受け持たせるの。
二つで役割分担しているのよ。

月島 ルナ(普段) 月島 ルナ

でも鉄って錆びちゃうよ…お外に置いた自転車みたいに。
だいじょうぶ?

久世 環 先生(普段) 久世 環 先生

鋭いわね、ルナさん。
実はコンクリートは強いアルカリ性で、その中にある鉄筋は表面に膜ができて錆びにくいの。
コンクリートが鉄筋を守っているのね。

御影 凛(普段) 御影 凛

補足すると、温めたときの伸び縮みの割合、熱膨張率も両者はほぼ等しいので、温度が変わっても剥がれにくいのですよね。

久世 環 先生(笑顔) 久世 環 先生

そのとおり。
圧縮はコンクリート、引張は鉄筋、アルカリで防錆、熱膨張率が近い。
この4点がRC造の要よ。

確認クイズ

鉄筋コンクリート造に関する記述として、適切でないものはどれか。

  1. コンクリートは圧縮に強く、引張に弱い
  2. 鉄筋は引張力を負担してコンクリートの弱点を補う
  3. コンクリートは酸性で、その性質が鉄筋を錆から守る
  4. コンクリートと鉄筋は熱膨張率がほぼ等しい
こたえを見る

正解: 3. コンクリートは酸性で、その性質が鉄筋を錆から守る

正解は3(適切でない)。コンクリートはアルカリ性で、そのアルカリ性が鉄筋の腐食を防いでいます。酸性という記述が誤り。1・2・4はいずれも正しい記述です。

月島ルナが美術室で水彩画を楽しむ様子

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