大規模修繕の前には、建物の傷み具合を調べます。どんな方法で、どんな順序で診断するのでしょう。
先生、劣化診断はまず何から始めるのですか?
基本は目で見る目視調査からよ。
ひび割れや汚れ、鉄部の錆などを確認するの。
壁を叩いてる人を見たことある!
あれって何してるの?
それが打診。
棒で叩いて、音の違いから外壁タイルの浮きを見つけるのよ。
浮いた部分は音が変わるの。
コンコン、って音で分かるんだ…ぽわわ〜、面白いね。
目視や打診で足りないときは機器診断に進むわ。
中性化深さ試験、コンクリートを円柱状に抜き取るコア抜きで圧縮強度を測る方法、鉄筋探査、赤外線、電磁波レーダーなどね。
つまり、目視・打診で広く当たりをつけ、機器診断で内部を詳しく確かめる、という段階を踏むのですね。
そのとおり。
簡易な方法から詳細な方法へ、段階的に進めるのが診断の流れよ。
確認クイズ
建物の劣化診断に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- 打診とは、外壁を叩いて音の違いからタイルの浮きを調べる方法である
- 目視調査では、建物内部の中性化深さを直接測定できる
- コア抜きは、鉄筋を抜き取って引張強度を測定する試験である
- 劣化診断は、必ず機器診断から始めて目視は行わない
こたえを見る
正解: 1. 打診とは、外壁を叩いて音の違いからタイルの浮きを調べる方法である
正解は1。打診は叩いた音でタイルの浮きを調べます。2は中性化深さは機器診断で測るため誤り、3のコア抜きはコンクリートを抜き圧縮強度を測る試験で誤り、4は目視・打診から始めるのが基本で誤りです。