古いマンションほど、地震への強さを確かめる必要があります。どう測り、どう補強するのでしょう。
先生、旧耐震基準の建物は、どうやって安全性を確かめるのですか?
まず耐震診断をするの。
建物の耐震性能を数値で評価して、危険度を判定するのよ。
数値って、テストの点数みたいなもの?
近いわね。Is値という指標を使うの。
この値が大きいほど地震に強いと評価されるわ。
もし弱いってわかったら、どうやって強くするのぉ?
耐震改修をするの。
耐震壁を増やす、柱に炭素繊維を巻く、鉄骨ブレースを入れる、といった方法があるわ。
免震装置を後から組み込む免震レトロフィットや、あえて隙間を作る耐震スリットもありますよね。
よく知っているわね。
柱と壁の間に隙間を設ける耐震スリットは、短い柱が壊れやすくなるのを防ぐ工夫よ。
診断でIs値を測り、必要なら改修する、この流れを押さえてね。
確認クイズ
耐震診断・耐震改修に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- Is値は小さいほど、建物が地震に対して安全であることを示す
- 耐震スリットは柱と壁の間に隙間を設け、短柱の破壊を防ぐ工法である
- 免震レトロフィットとは、建物の柱をすべて撤去する工法である
- 耐震改修は、新耐震基準で建てられた建物にのみ行う工事である
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正解: 2. 耐震スリットは柱と壁の間に隙間を設け、短柱の破壊を防ぐ工法である
正解は2。耐震スリットは短柱の破壊を防ぐ工法です。1はIs値は大きいほど安全なので誤り、3の免震レトロフィットは免震装置を後付けする工法で誤り、4は改修は主に旧耐震の建物で行われるため誤りです。